遷径計画

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色々な自転車の様々な軌跡に対する迷走の備忘録です.

【CARRYME】シートクランプ・シートポストの交換

2020年の6月にキャリーミーを購入.その後1年間で多数のパーツ交換を施しました.

購入1年後の様子
本記事ではそのうち,以下の箇所の交換例をまとめて紹介します.

  • シートクランプ
  • シートポスト

項目や写真ごとに多少時系列が前後しますが,ご了承ください.

シートクランプ

日時

2020年10月

交換内容

TOKEN HERO シートクランプ φ34.9mm TK1685TI

動機・背景

純正のシートクランプはレバーの端が手前に屈曲しており,強く締めようとすると手が痛いのが難点でした.

それでも使い続けていましたが,ある日の走行中,急にシートポストが落下しました.
丁度その時は路上駐車中の車を追い越すため手信号を出しており,片手が空いていた状態.抵抗する間もなく落車してしまいました.
原因が固定力不足なのは明白ですが,その日は直前に十分な力で固定した記憶が確かにありました.

それを踏まえると,考えられる原因は以下です.

  1. そもそもしっかり固定できていなかった(記憶違い)
  2. レバーを押す手の痛みを固定力の強さと勘違いして,不十分な状態で締めていた
  3. 固定時はしっかり固定できていたが,何らかの理由で緩んだ(剛性不足など?)

最初の理由だった場合は要反省案件で機材による解決はできませんが,残る二つは機材交換による好転の余地があります.
過去にも落下まではいかずとも気付けばサドル高が下がっていた事は何度か記憶にあったため,後者の可能性は高いと判断しました. 見た目もすっきりさせたかったため,交換が決定しました.

過去のキャリミでの交換例を見てみると,多かったのはKCNCやRIDEAの系統.

カラーバリエーションも豊富ですが,レバーの先端形状に悩まされた身としては警戒してしまいます.

そこで見つけたのが,今回導入したTOKENのシートクランプ.

出典:代理店HP
レバー先端が扇状に広がっていて締めやすそうで,黒地にワンポイントの差し色も好印象.
カラーバリエーションは少ないですが,黒を探していたため問題ありませんでした.

導入・結果

落車の原因は不明のため断定はできませんが,交換以後シートポストの落下・ずり下がりは解消
レバーも締めやすく,無理なく固定できている印象です.

地味に嬉しかったのが,クランプ部の割りがレバー側に少しオフセットしていること.
シートクランプをまっすぐ取り付けるとシートクランプ側の割りとシートチューブ側の割りが重なることが大半なのですが,その場合締め付けトルクに悪影響が出てしまうことがあるそうです.
そのためカーボンポストの取付などではシートクランプを逆付けするケースもあったそうですが,本製品はオフセットによりそれを対策しているように見えます.

シートポスト

日時

2020年11月

交換内容

THOMSON ELITE SEATPOST セットバック0mm φ31.6mm x 367mm

動機・背景

純正のシートポストは折りたたみ用のフックを取付できるダボがあるため便利なのですが,私には少しサドル高が物足りませんでした.
当時の実測値は忘れてしまいましたが,たしか感覚的にはあと2~3cm程度欲しいという気持ちだったような気がします.

シートポスト同様,交換例で多く見かけたのはKCNCの400mm.

しかし値段が高く手が出しづらいうえ,例えば黒などは文字の主張が少し強く,高さ調整のため目盛線も目立っているように見えます. また純正シートポスト長を350mmと仮定していたため,+50mmは余分に思えました.

そこで見つけたのが,THOMSONのシートポスト.長さが367mmと微妙な値ですが,今回に限っては+17mmと絶妙な値といえます.
また線が限界線のみで目盛線がなく,後方からの見た目も良さそう.
怖いのは限界線まで上げるとサドルが高すぎて中途半端に下げる必要がある場合ですが,感覚と数値を信じれば限界線付近で丁度良くなるはずです.

サドルを少し前に出したかったこともあり,オフセットなしのものを入手しました.

導入・結果

結論から言うと,この場での目論見は一部外れてしまいました.
というのも,サドル高に思ったほどの変化が出なかったためです.

純正シートポストの長さの計測を勘違いした可能性もありますが,もう一つ考えられるものはオフセット
オフセットがなくなった分BBまでの距離が近くなり,期待ほどの成果が出なかった可能性もありそうです.

ですが,サドル高が高すぎるわけではないので限界線の問題はクリア.
見た目的にもシートクランプ,サドルと合わせて色の統一感が出ました.

またキャリーミーのシートポスト交換で議題にあがるのが折りたたみ用フックの代替ですが,こちらについては今後別記事で公開しようかと思います.

今回の交換ではサドル高の問題は解決しきれませんでしたが,後のクランク長の変更により改善.
結果的に当初の想定通り限界線に合わせるとサドル高が丁度良くなる状態となり,今回の選択に感謝する運びとなりました.

クランク長の変更 ↓
https://knog.hatenablog.com/entry/2022/10/30/232439knog.hatenablog.com