遷径計画

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色々な自転車の様々な軌跡に対する迷走の備忘録です.

【CARRYME】グリップ・ペダル・サドルの交換

2020年の6月にキャリーミーを購入.その後1年間で多数のパーツ交換を施しました.

購入1年後の様子
本記事ではそのうち,以下の箇所の交換例をまとめて紹介します.

  • グリップ
  • ペダル
  • サドル

項目や写真ごとに多少時系列が前後しますが,ご了承ください.

グリップ

日時

2020年7月

交換内容

ERGON GS2-L

動機・背景

キャリミはとにかくホイール径が小さく,路面の影響を強く受けます.
またポジション幅も広く取れないため,ハンドル・サドルへの荷重も強くなりやすい印象です.
そのため,グリップ交換は優先的に行いました.

選ぶにあたっての条件は以下です.

  1. ロックオングリップであること
    1. 着脱の手間グリップの回転防止のため
  2. 扁平上であること
    1. 荷重の分散を目的としているため
  3. バーエンドエンドバーが付けられること
    1. ポジションの幅を広くするため

ERGONのグリップは良い評判を聞いており,かつセットのバーエンドバーと一体となった設計.
バーエンドバーを覆うようにグリップが伸びていて握りやすそうなのも好印象でした.

ただしバーエンドバーの長さは折りたたみ時の幅にも影響が出るため,ショートバーのGS2を選択.手が大きいためサイズはLとしました.

導入・結果

装着の際,問題が一点. 2014年式以降のキャリミはステムから弧を描く特殊な形状(通称かもめハンドル?)をしているため直線箇所が短く,グリップをそのまま装着するとその他のマウントに支障が出ます.
下の写真は装着直後のハンドル周りですが,ライトやサイコンが押し出されて斜めになってしまっています.

グリップ加工なし
見た目的にもスッキリしませんし,ライトが斜めなのは特に良くない.

そのため後日2cmほどカットし,ブレーキレバーの交換と合わせてスペースを確保しました. knog.hatenablog.com

グリップ加工後

ペダル

日時

2020年7月

交換内容

MKS FD-7

動機・背景

純正のペダルは,外から押して折りたたむ方式.簡単ではあるのですが,走行中など不意のタイミングで誤操作してしまうことがありました.
またキャリミである程度の速度を出すためにはケイデンスを上げていく必要がありますが,このペダルはグリップがあまり効かず,足が抜けてしまうことも.

ペダルの交換にあたり,この手の自転車で候補に挙がるのは折りたたみ式クイックリリース式
クイックリリース式の方が輪行時コンパクトで踏面の換装も容易ですが,外したペダルの管理が面倒だったのもあり折りたたみ式を選択.

その中で,定番カスタムとして名高いMKSの折りたたみペダルを選択しました.

導入・結果

折りたたみは真ん中のボタンを押し込んで行う構造となっているため,誤操作が消えました

ペダルに凹凸があるためグリップも改善
雨など靴が濡れている時にソール形状によっては滑ってしまう事はありますが,仕方ないことだと思います.

また重量こそありますが,その分剛性が高く力が逃げません

あとよく回ります.同社の中でのベアリングのグレードは高くありませんが,それでもかなりよく回ってくれます.純正のものと比べれば雲泥の差です.
回転数低いパーツにベアリングの質を一定以上こだわる必要はないのではという議論はここでは聞かない事とします.信号待ちの際などにクルクル回していると気分が落ち着きます.

結果,かなり安心感をもって力強く踏めるようになりました.

サドル

日時

2020年11月

交換内容

SPECIALIZED POWERサドル

動機・背景

純正のサドルも悪いサドルではないと思うのですが,分厚いためアンバランスに思えました.
フィット感などもあり家に在庫していたサドルに早々に変えていたのですが,一方で新たなサドルも探していました.
それはショートノーズサドルです.

記憶が確かならば,当時は大手のショートノーズサドルが一通り出揃ってきていて,前年辺りにTNIも軽量ショートノーズサドルを安価で出すなど注目度が高かった頃合い.
キャリミの場合前傾姿勢の恩恵は受けづらいですが,重量や見た目上の恩恵は受けられます.
加えて,キャリミは折りたたみ時サドルを横に回転させるのが基本形.そのためサドル長が短くなればシルエットも小さくなることが期待できます.

その中,偶々セカンドショップを覗いた際にこのサドルが手ごろに入手できそうだったため,衝動的に購入しました.

導入・結果

まず見た目ですが,かなりすっきりしました.元々細身で本数の少ないフレームのため,薄く短いサドルは個人的に好印象.

フィット感は個人差が大きいためコメントが難しいですが,現状100km弱程度の距離ならば支障なく走れています.

折りたたみ時のサイズですが,こちらも小さくなっています. 横に担ぐ際はサドルの後方を体に接するようにすればサドル長は正直関係ありませんが,見た目上小さくなっていると気持ち的には嬉しいですね.