様々な偶然が重なった結果,キャリーミーという自転車を購入しました.
日時
2020年6月
動機・背景
背景
2020年当初はコロナ禍が始まった直後で情報も錯綜しており,外での運動には神経を使うような状況でした.
当時ロードバイクのみの所持だった私は私的な事情もあり,サイクリングは自粛傾向.
コロナ禍拡大前にエントリーしたブルベにこそ1本出走しましたが,それ以外はアルバイト先への往復で余裕があれば乗る程度.
とはいえ自転車には乗りたいということで,丁度良い解決策を探した結果,小径車に辿り着きました.
なぜ小径車だったのか
「出先での移動」を自転車に置き換えたい,というのが理由の一つです.
自転車に乗る事が目的なのではなく,目的のために自転車に乗る.これならば外出機会自体は増えないですし,自転車を活用することができます.
特に有用なのは輪行.電車で移動して,到着駅からの移動手段に自転車を使用する.
以前は数キロ程度の距離ならば大抵徒歩やシェアサイクルでの移動だったため,移動時間の削減やポート探しの手間の解消も見込めます.
などの理由で元々好きではなく,自走で解決するならそれが一番というスタンスだったため,今回の用途には適しません.
またロードバイク一辺倒ではなく,趣の違うものにも手を出してみたいという気持ちもありました.
これらを高レベルでクリアできる選択肢として浮上したのが,折りたたみの小径車でした.
なぜキャリーミーを選択したのか
当時,小径車界隈については無知.とりあえずBROMPTON, DAHON, TERNあたりは認識しているといった程度でした.
BROMPTONはまず間違いないと聞いてはいましたが,価格が高い.学生の心許ない財布事情では,ポンと買うのには躊躇われます.
また天邪鬼な節があるため,思考停止で安牌をとるのにも抵抗がありました.
DAHONは今ならばK3が有力だったと思えますが,当時はアンテナが不十分で注目度も低め.
折りたたみ方式がフレーム&ハンドルポスト2つ折りというのも味気なく感じ,食指が動きませんでした.
TERNはBYBが当時登場から1年程度で,走行性能と折りたたみサイズの両立ができていると聞いて気になっていました.
しかし価格がBROMPTONと同程度な事に加え,折りたたみ工数が多く重量も重いなど日常的な輪行用途としては見劣りします.
どれも一長一短あり何が良いかと悩んでいたところ,本記事の主役であるキャリーミーを発見.
一目でわかる特殊さ.(本当に特殊なのは乗っている人間たちでしたが)
興味を惹かれ調べたところ,
- 折りたたみ工数が比較的少なく容易
- 折りたたみサイズが小さく,邪魔になりづらい
- フレーム自体は折らず,シートポストが接地しない
- たたんだ後もキャスターで転がせる
- 重量が軽い部類(エアータイヤで8.6kg)
など輪行適正が高く,こちらの用途にも適しているように見えます.
走行性能こそ他に劣りますが,今回の優先度としては高くないため問題ありません.
価格も抑えめで,最初期と比較すれば高くなってはいますが,それでもギリギリ10万円を割っていました.
特にこの年は,コロナ禍を受けて特別定額給付金10万円が国民に一律給付された直後!
追い打ちをかけるように後の購入店であるLOROさんにて購入キャンペーンが開催されており,
- キャリーミー本体(エアータイヤ仕様)
- 輪行袋
- キャスターホイール
- 防犯登録料
が全部込みでぴったり10万円で入手可能.
あらゆる条件が揃ってしまい,これは「買え」と言われているに等しいと判断しました.
何より一目惚れの力には勝てず,前月にiPad Proを10万円前後で買っていた現実に目を背け,一路ショップへと向かいました.
購入
購入店は,LORO日本橋店.
応対の際ソリッドタイヤも候補に挙げていただきましたが,着脱の難や乗り心地の悪化を嫌ったため予定通りエアータイヤ仕様で確定.
在庫の車体を希望し,即時購入.
新品の車体を通り雨で早速汚しつつ,帰路へと就きました.